コレクション 相続美術品査定 日本アープラン株式会社

三星堆の玉像と青銅器像を購入後、 日本へ持ち帰り民間の発掘や土検査などを専門に行っているパリノサーベイという会社へ作品を持ち込み付着している土や玉の組成などの検査を実施し、報告書を得ています。

この会社では付着していた土から放射線炭素法で分析してもらい、時代的にはほぼ同時期との結果を得ています。 さらに面白いことに青銅器製の坐像の頭部の奥に赤外線撮影を行った際除去出来なかった土の残存が確認されており、 しかる後に再度放射線炭素法による再検査も可能であることが判明しました。 防腐や洗浄等はパリノサーベイの学芸員がプロの仕事が為されていると説明してくれました。

三星堆の推定年代　紀元前14世紀末から前11世紀　今から約3000年前と推定されています。

　　

三星堆　玉製男立像

　 　

三星堆　青銅坐像

　　

紀元前10世紀前後と思われる玉製夫婦像
（手を丸にしている所は三星堆の流れが感じられる像で夫婦二像がつながっている特異性が面白い。）

これらの三星堆の作品は中国では禁制品であり、流通していないものであります。従って 西側の諸国で行われるオークションでも取り扱われることはありません。一時期北京の オークション会社で取引された記録がありましたが、そのオークションで落札しましたが 金額の取引は実施されなかったようです。2億円近くの落札額でしたが、政府の関与が入り 取引停止になった模様です。

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